KANDA SEED LIFE 2018-2019
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堆肥の施用を充分に行い(10a当り3t以上)深耕ロータリーやトレンチャーで基盤の破砕を行う。また、ハウスの周囲や圃場の排水対策をする。スイカの連作を行うとそれに寄生する病害虫が増加して、生産が不安定になってくるので、この兆候が現れてきた時点で、土壌消毒を行う。スイカの接木を成功させるためにはまず穂木と台木を一斉発芽させることが重要になる。播種床には保水性と通気性のバランスのとれた比重の軽い床土を準備し、下表にそって温度管理する。接木に用いるポットは接木の前日に充分に水分を含ませた後に温床内に入れ、地温の確保(25℃)をする。断根挿接を行う場合、写真①のようにスイカの胚軸の片面を切り下げ、接木に用いるヘラは、穂木の胚軸の太さに合わせて作成する。(写真②)挿し木する角度は台木に対してやや傾けて、穂木の先端が台木の胚軸の内側の中空部に出ないようにする。(写真③)接木後2日目までの管理は、温床のトンネルは密閉し、コモなどで遮光した状態に置く。3日目以降の管理は、朝夕の弱光線に徐々に当てるようにし、様子を見ながら換気する時間を長くして、1週間から10日で完全に活着させる。(写真④)接木が活着した後は、充分に光線に当て、徐々に床温を下げ、換気を行い、堅くしまったがっちりした苗になるように管理し、定植の数日前には、完全に圃場の条件に合わせて馴化させておく。定植適期の苗は本葉が4~5枚展開した時点で、植え傷みの無いよう天候の良い無風の日を選んで地温の上昇を確認の後(16℃以上)定植する。スイカは深植をきらうので、必ず鉢の表面より深く植えないようにする。定植後、活着するまではやや高温多湿気味に管理するが、活着後はできるだけ換気に努め、交配までに軟弱徒長させないようにする。整枝の1回目は子ヅルが40cm位伸長した時点で揃ったものを目的の本数に揃える。2回目はツルが80~100cmに伸長した頃に側枝を除去しながら、ツル先を一方に揃え軽くツル引きをする。3回目は15節前後の雌花が咲き始め目標とする20節前後の雌花が確認できたとき雌花の節位の側枝まで除去しながらツルを引く。スイカ ユウガオ 28~30℃ 発芽適温 27~28℃ 25℃ 発芽後 25℃ 17℃ 接木前 15℃ (写真①)(写真②)(写真③)(写真④)交配予定の2~3日前から夜温を高めに管理する(目標温度17℃)。また交配期には湿度はできるだけ下げるようにする。交配の途中であっても8割以上の着果が確認できた時点で灌水を始め、初期の肥大を促す。特に着果後30日目までは高温多湿気味に管理して、果実を硬化させないようにする。30日目以降は徐々に換気をして特に夜温を下げるようにし、灌水量を減らして果実の成熟を促す。収穫は試し切りを行った後着果標識にそって行う。①土作り②育苗④整枝⑤交配⑥収穫までの管理③定植スイカの大玉生産のための基礎知識スイカの大玉生産のための基礎知識KANDA技術メモ ①メロンMELON技術メモTECHNICAL NOTE22

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